
久々に小生意気な後輩ができました。小生意気が故にかわいいという。
こんな感覚を覚えたのは実は久々で、さかのぼること、大学のサークルの一つ下の学年の、千秋の期にあたる後輩たち以来です。
とにかくシニカルさ(皮肉ること)と、言葉による機転の良さが抜群だった彼ら。
大学時代、千秋率いる後輩たちと、うちの実家に泊まりこんで静岡ライブをした時のこと。
ライブを終えて我が家で焼肉をふるまったり、楽しい時間を過ごしました。
で静岡ライブを終え、後日大学で彼らは律儀にライブの反省会をしていたのです。その健気さが何だかいとおしく、通りがけに声をかけて内容を聞いてみたら、その反省点の一つに『焼肉の肉が少なかった』と。その隠しもしないシニカルさに、『せっかくふるまったのに』という気持ちは本当に皆無で、ただただ笑ってしまったのだよね。なんて小生意気で面白い後輩たちだと。
自分にとって後輩がかわいいと思うのは、ある程度の小生意気さが必要なんだと思います。従順だと心配ないし、気に留めれないというか。だから小生意気なhumstarの面々たちは終始飽きなかったのだと思うよ。
で久々の小生意気な後輩。
以前ちょいちょい録音手伝ってもらっていたトシオくんの弟です。
最近弟見かけないなぁと思って心配になったのがきっかけで、声をかけだしてからの今。
メールの返事、会話の言葉から溢れる無意識なシニカルセンス。
この小生意気さって、間違うとただの生意気で嫌われてしまうだろうし、嫌われずにむしろ好かれる微妙なさじ加減は、まさに才能だと思ってます。
そんな後輩と度々飲みに。
近所のこの飲み屋に、口約束で行こうかと曖昧にしていた最中、紅白のSKE出場決定を聞きつけたとたん、『おめでとうございます!あの店でお祝いしないとだめですね』とメールをよこし、こぎつけるあたり、小ずるさがにじみ出てます。
ちなみに彼がこの世で一番好きな食べもの、サラミ、だって。せこい。
車の中で流れるマライアの曲に対しても、『マライアって、is you の人ですよね?』というall I want for Christmasという、むしろ重要なタイトルの前代階を取っ払って、マライア世代でないことを如実にひけらかすような感じの言葉のビックアップセンス。
『今度焼肉or美味しい飲み屋に行こう』の返信も、すぐさま『orでなく&でお願いします』と間髪いれず切り返してくるさま。悔しいけど、憎らしくも可愛い後輩ができたこと、せっかくなんで楽しもうと思います。